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新型肺炎による株価急落についてⅦ

本日も続落。本日は朝は高く始まったものの、その後、じり安となっています。

当初、PBR1倍付近で推移するのではと言っていた自分が恥ずかしくなります。今回の急落について、証券マン時代の知人にいろいろと問い合わせをしましたが、一様に、「PBR1倍の、20,700円付近が安値。まあ、21,000円は割らないだろう、21,000円割れはあっても一過性。NYは25,000ドルは割らないだろう。」と話していました。これは、テレビの経済ニュースの専門家のコメントも同様でした。

しかし、NY市場では、昨日20,000ドルを割り込みました。日本は、17,000円を割り込み、リーマンショックのPBR0.81倍(16,700円~16,800円)をも本日は割って推移しています。

この間、各国中央銀行や各国政府は、手をこまねいていたわけではありません。米国では、先ず、0.5%の緊急利下げ、続いてFOMCを待たずに、1%の追加利下げ。その上、緊急に経済対策を打ち出しています。しかし、その効果もむなしく下げ止まりません。

では、なぜ下げ止まらないんでしょうか。今回の暴落について、リーマン・ショックに擬える人も多いのですが、今回はまったくの別物と思います。

リーマン・ショックは、サブプライム問題による、リーマン・ブラザースの破綻に端を発し、米国の金融市場の危機が世界に拡がったものでした。それは、言わば金融市場の危機であり、ヒト・モノの流れは変わらないものでした。日本はバブル崩壊以降の度重なる不況で、またかの感覚でした。

私は、当時証券会社に勤務しており、大変な衝撃を受けましたが、他の業種の知人は、衝撃は衝撃ですが金融機関のそれとは温度差が大きかったのも確かです。リーマン・ショックは経済の、ヒト・モノ・カネの流れのうち、カネの流れが阻害されたもので、ヒト・モノの流れは大きく阻害されるものではありませんでした。確かに資金ショートにより一時的に生産活動に影響は有ったでしょうが、中央銀行による金融政策や、政府による財政政策により、資金を潤沢に市場に供給し、冷えた消費マインドを向上させれば、回復への道筋は構築されました。

しかし、今回の新型コロナショック(便宜上使います)は、その感染拡大により、ヒト・モノの流れが大きく阻害されています。ここで、いくら資金投入されたところで、ヒト・モノの流れは回復しません。そのことを、市場は見透かしているのではないでしょうか。

だから、市場は感染拡大が収まらないと、回復への道筋はどうやっても作れないことを訴えているのではないでしょうか。

いつ、今回の新型コロナウィルスによる肺炎感染が終息するか分かりませんが、世界で終息が見えてくるまでは、株価の乱高下は続くと考えていいと思います。

しかし、この暴落の中、気を吐く銘柄もちらほら出てきているようです。これは、ほんの一筋ではありますが、光明ではないでしょうか。そう考えたいものです。

蛇足ながら一言。これは、私の以前からの個人的な感想ですが、このような暴落の際、証券マンは楽観論者が多いように思っています。アナリストもしかりで、証券会社所属のアナリストは概ね楽観視する方が多いように感じます

また、今回の暴落が、全ての銘柄が短期間で急落した要因として、長年の適温相場により指数が大幅に上昇しました。その間、私も以前このブログで書きましたが、『パッシブ運用』の投資信託(インデックスファンド)へ資金が大きく流れていました。そして、今回のように売り急ぎとなった際には、一斉売りに繋がっているという分析をする専門家もありますが、そういう一面はあると思っています。

そして、今朝の『モーニングサテライト』で、ゲストコメンテーターが、『ドル・コスト平均法』の効用を話されておりました。リーマン・ショックの際、NY市場は、株価回復までに2年3か月、東京市場は4年6か月かかっていますが、ドル・コスト平均法では、それぞれ8か月、6か月で回復しているそうです。(番組では週一度の買付としていましたが詳しくはわかりません)

今日も最後に格言を一つ

「森を見て木を見ず」

 
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