新型肺炎による株価急落についてⅤ
昨日夜の、NY市場の暴落には、本当にヒヤッとしました。今日の日本市場はどうなるのか、肝を冷やしました。
私自身は、現在証券営業を退き、ファイナンシャルプランナーとして活動しており、相場状況をとやかく言う身ではありません。私が相場状況を書くと、専門家でもないのにと思われる向きもあるとは思いますが、資産運用の一助になればと考え、セカンドオピニオン的に今、思っていることを書いております。
ただ、開けてみると、日本市場は朝方こそ、ある程度の下落で始まりましたが、その後は落ち着き、現在は反転し一時20000円を回復しそうなところまで戻しています。これは、上海、香港市場の上昇で、日本市場も一旦、落ち着きを取り戻した形です。
米国も日本も、今年高値から、約20%程度下落し、日本では、PBR1倍付近も大きく下回りました。本日の相場は、経済対策期待もあり、本日の安値からは、1000円ほど上昇しています。
では、今後はどのような相場展開となるでしょうか。今夜の米国市場がまだ分かりませんが、米国夜間取引で、上昇していますし、アジア時間で落ち着きを取り戻しているので、上昇して始まると思われます。また、取引時間中に米国で軽罪対策など具体的なものが出ると、大きく上昇するのではないでしょうか。米国も短期間で大幅下落したので、反動による上昇も充分に考えられます。
そして、日本も、今夜のNY市場が大幅反発となれば、20000円を回復すると思われます。昨夜のNY市場の7.7%の下落率は、リーマンショックの際の8%下落以来の暴落です。米国市場で今後期待されるのは、さらなる金利引き下げと、経済対策です。米国は、今年大統領選挙でもあり、新型コロナウィルスの影響で、米国株式市場が低迷すれば、大統領選にも大きく影響を及ぼします。それだけに、大きな経済対策をしてくると思われます。
では、日本の株式市場はどうでしょうか。米国は金利も、残り少ないとは言え、まだ残っています。財政政策にしろまだ余地はありますが、日本は既にマイナス金利で、マイナス金利の深堀りしかなく、あまりマイナス金利が大きくなると、銀行も耐えられなくなります。現に銀行業界では、口座管理料のようなことも検討しています。日銀による資産買い入れについても、既にETFの買い入れによる株価下支えを行っています。財政出動は国債増発で資金確保出来ますが、いつ新型コロナウィルスの感染が終息するのかわからない現時点では、どれだけの対策費用が必要なのか見えてきません。
今後、経済研究機関から、終息まで長引いた場合の試算が出てくるでしょう。おそらく各社、その試算によって目標株価も出してくるとは思いますが、それが当たっているかどうかは結果を見るまで分かりません。会社の方針に合った見方を出してくることもあるので注意が必要です。
では、昨夜の米国市場の大幅下落は新型肺炎の蔓延だけでしょうか。皆さんご存知だと思いますが、もちろんそれも有りますが、原油価格の暴落も重なっています。
原油価格の下落も新型肺炎による、世界経済の鈍化による需要低迷を織り込んでいますが、それに昨夜はOPECプラスでの、減産協定がまとまらず増産に踏み切るとまでなったことがあります。
新型肺炎による経済への影響、また原油の下落の影響について明日にも書いていきます。
今日も相場格言を一つ
人の行く裏に道あり花の山
私自身は、現在証券営業を退き、ファイナンシャルプランナーとして活動しており、相場状況をとやかく言う身ではありません。私が相場状況を書くと、専門家でもないのにと思われる向きもあるとは思いますが、資産運用の一助になればと考え、セカンドオピニオン的に今、思っていることを書いております。
ただ、開けてみると、日本市場は朝方こそ、ある程度の下落で始まりましたが、その後は落ち着き、現在は反転し一時20000円を回復しそうなところまで戻しています。これは、上海、香港市場の上昇で、日本市場も一旦、落ち着きを取り戻した形です。
米国も日本も、今年高値から、約20%程度下落し、日本では、PBR1倍付近も大きく下回りました。本日の相場は、経済対策期待もあり、本日の安値からは、1000円ほど上昇しています。
では、今後はどのような相場展開となるでしょうか。今夜の米国市場がまだ分かりませんが、米国夜間取引で、上昇していますし、アジア時間で落ち着きを取り戻しているので、上昇して始まると思われます。また、取引時間中に米国で軽罪対策など具体的なものが出ると、大きく上昇するのではないでしょうか。米国も短期間で大幅下落したので、反動による上昇も充分に考えられます。
そして、日本も、今夜のNY市場が大幅反発となれば、20000円を回復すると思われます。昨夜のNY市場の7.7%の下落率は、リーマンショックの際の8%下落以来の暴落です。米国市場で今後期待されるのは、さらなる金利引き下げと、経済対策です。米国は、今年大統領選挙でもあり、新型コロナウィルスの影響で、米国株式市場が低迷すれば、大統領選にも大きく影響を及ぼします。それだけに、大きな経済対策をしてくると思われます。
では、日本の株式市場はどうでしょうか。米国は金利も、残り少ないとは言え、まだ残っています。財政政策にしろまだ余地はありますが、日本は既にマイナス金利で、マイナス金利の深堀りしかなく、あまりマイナス金利が大きくなると、銀行も耐えられなくなります。現に銀行業界では、口座管理料のようなことも検討しています。日銀による資産買い入れについても、既にETFの買い入れによる株価下支えを行っています。財政出動は国債増発で資金確保出来ますが、いつ新型コロナウィルスの感染が終息するのかわからない現時点では、どれだけの対策費用が必要なのか見えてきません。
今後、経済研究機関から、終息まで長引いた場合の試算が出てくるでしょう。おそらく各社、その試算によって目標株価も出してくるとは思いますが、それが当たっているかどうかは結果を見るまで分かりません。会社の方針に合った見方を出してくることもあるので注意が必要です。
では、昨夜の米国市場の大幅下落は新型肺炎の蔓延だけでしょうか。皆さんご存知だと思いますが、もちろんそれも有りますが、原油価格の暴落も重なっています。
原油価格の下落も新型肺炎による、世界経済の鈍化による需要低迷を織り込んでいますが、それに昨夜はOPECプラスでの、減産協定がまとまらず増産に踏み切るとまでなったことがあります。
新型肺炎による経済への影響、また原油の下落の影響について明日にも書いていきます。
今日も相場格言を一つ
人の行く裏に道あり花の山
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