新型肺炎による株価急落についてⅡ
先日、今回の急落による日本株の下値目途についてご説明いたしましたが、今回その続報をお話しさせていただきます。
前回、一つの日本株の下値目途として、PBR1倍付近の、20,700円を上げておりましたが、一応その付近で下げ止まった形になっておりますが、では今後はどうでしょうか。
昨日、米国の株式相場は、過去最高の上げ幅を記録しましたが、これは、FRBによる利下げ示唆によるものです。そして、日本時間今夜、G7財務相による電話会議で経済対策について話し合いがされるようです。この会議で、ある程度の方向性は示されるのでしょうが、問題は具体策がどのように出てくるかではないでしょうか。
米国は、昨日FRBによる利下げが示唆されそれが好感されました。ただ、米国はまだ若干利下げ余地は残されておりますが、日本やドイツは既に、マイナス金利で利下げ余地は、マイナス金利の深堀りしかありません。現状日本では、マイナス金利の副作用が取りざたされている状況です。財政出導余地も各国さまざまです。それだけに、今夜のG7財務相の電話会議についても不透明です。
そういうこともあり、今日、日本株は、引けにかけて大きく売られたんではないでしょうか。
また、米国では大統領選の予備選の真っ最中です。そして、スーパーチューズデイです。もし、ここで、バーニー・サンダース氏が勝つと、サンダースショックが起きるかも知れません。(ただ、サンダース氏が大統領候補ならトランプ再選の可能性が高くなるという見方もある)
ただ、今回の急落は新型肺炎が齎したことは間違いありません。では、本当のところどのあたりで落ち着くのかということです。でも実際本当のことは誰もわかりません。
新型肺炎は、中国では新しい感染者数も減ってきており、このまま、終息に向かうのか期待するところではあります。ただ、韓国では感染者数が物凄い勢いで増えており、日本も検査体制が整い今後感染者数が増える可能性があります。また、欧米でも感染が拡がっています。
不安が不安を呼ぶ状況ですが、今後を考えていこうと思います。一つは、一旦下値として意識された感のある、PBRですが今後はどうでしょうか。PBRは一株純資産倍率で、所謂企業の解散価値と言われるものです。だから、これを株価が下回るというのは、乱暴な話、事業を継続するより解散する方が儲かるということです。だから、この水準をずっと下回り続けることは、考えにくいと言えます。ですから、当面は、PBRを意識した流れになるとは思われます。
そして、先ほども話したように中国の感染者数は減ってきており、今後景気対策のための財政出動余地もまだまだ余裕はあり、米国においても利下げ余地も有り、財政出動余地も残されています。ですから、新型肺炎が中国である程度収まりを見せれば、落ち着きを取り戻していくと考えます。
ただ、日本株ですが、国内で新型肺炎の感染が今以上に拡がり、国内景気に大きく陰りを見せることが有れば、日本は財政出動余地も余りなく懸念が広がるかも知れません。その上、今年は何といっても東京オリンピックです。
次回は、その他の目途となる指標や、今後の事象による現状についてお話しします。
前回、一つの日本株の下値目途として、PBR1倍付近の、20,700円を上げておりましたが、一応その付近で下げ止まった形になっておりますが、では今後はどうでしょうか。
昨日、米国の株式相場は、過去最高の上げ幅を記録しましたが、これは、FRBによる利下げ示唆によるものです。そして、日本時間今夜、G7財務相による電話会議で経済対策について話し合いがされるようです。この会議で、ある程度の方向性は示されるのでしょうが、問題は具体策がどのように出てくるかではないでしょうか。
米国は、昨日FRBによる利下げが示唆されそれが好感されました。ただ、米国はまだ若干利下げ余地は残されておりますが、日本やドイツは既に、マイナス金利で利下げ余地は、マイナス金利の深堀りしかありません。現状日本では、マイナス金利の副作用が取りざたされている状況です。財政出導余地も各国さまざまです。それだけに、今夜のG7財務相の電話会議についても不透明です。
そういうこともあり、今日、日本株は、引けにかけて大きく売られたんではないでしょうか。
また、米国では大統領選の予備選の真っ最中です。そして、スーパーチューズデイです。もし、ここで、バーニー・サンダース氏が勝つと、サンダースショックが起きるかも知れません。(ただ、サンダース氏が大統領候補ならトランプ再選の可能性が高くなるという見方もある)
ただ、今回の急落は新型肺炎が齎したことは間違いありません。では、本当のところどのあたりで落ち着くのかということです。でも実際本当のことは誰もわかりません。
新型肺炎は、中国では新しい感染者数も減ってきており、このまま、終息に向かうのか期待するところではあります。ただ、韓国では感染者数が物凄い勢いで増えており、日本も検査体制が整い今後感染者数が増える可能性があります。また、欧米でも感染が拡がっています。
不安が不安を呼ぶ状況ですが、今後を考えていこうと思います。一つは、一旦下値として意識された感のある、PBRですが今後はどうでしょうか。PBRは一株純資産倍率で、所謂企業の解散価値と言われるものです。だから、これを株価が下回るというのは、乱暴な話、事業を継続するより解散する方が儲かるということです。だから、この水準をずっと下回り続けることは、考えにくいと言えます。ですから、当面は、PBRを意識した流れになるとは思われます。
そして、先ほども話したように中国の感染者数は減ってきており、今後景気対策のための財政出動余地もまだまだ余裕はあり、米国においても利下げ余地も有り、財政出動余地も残されています。ですから、新型肺炎が中国である程度収まりを見せれば、落ち着きを取り戻していくと考えます。
ただ、日本株ですが、国内で新型肺炎の感染が今以上に拡がり、国内景気に大きく陰りを見せることが有れば、日本は財政出動余地も余りなく懸念が広がるかも知れません。その上、今年は何といっても東京オリンピックです。
次回は、その他の目途となる指標や、今後の事象による現状についてお話しします。
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