新型肺炎による株価急落について
中国湖北省武漢から発生した新型コロナウィルスが世界へ感染が拡がる中、日経平均も直近、日経平均で3,000円ほど下げています。不安を抱え週末を迎えることになってしまいました。
現在は、売りが売りを呼ぶ状況で、下げ止まる状況も見えません。ただ、このまま下げ続けていくこともなく、どこかで下げ止まるでしょう。
では、その水準はどこでしょう。
今週初めは、日経平均の200日移動平均近辺の22,000円付近を下値目途にしていた専門家が多かったようです。ただ、今週の大暴落で週初から2,000位下げました。そこで、昨日くらいから下値目途と言われている水準は、PBR1倍の20,700円程度です。これも本日の日経平均安値は、20,916.40円で、ほぼ、この水準まで下げています。
PBRは一株当たり純資産で、所謂、企業の解散価値と言われるものです。
今までの暴落の際も、この水準で一旦は反発することが多かったと言えます。
では、今回はどうでしょうか。
昔から、下値目途として考えられるのが、信用取引の評価損率です。信用取引の評価損率が-10%を超えると、信用取引の追加証拠金発生による投げ売りで大底を付けると言われていました。ただ、今は、インターネット証券の必要担保が高く、評価損率-20%程度をめどとしているようですが、昨日現在の評価損率は-15%で、本日の大幅下落により-20%近くまでなっている可能性が有ります。
この二つからは、そろそろ一旦は下げ止まるかなとも思われますが、今回の下げは過去の大幅な下げの時に比べ、下げ率はさほど大きいとは言えません。
例えば、1997年の北海道拓殖銀行や山一證券、三洋証券の破綻の際は、直近高値から約20%の下落。2000年ITバブル崩壊の際も約20%超の下げ。2001年同時多発テロの際も20%超。2011年東日本大震災の時が約20%で、2008年のリーマンショックの際は、46%も下落しています。
そして今回の新型肺炎による下げは現在のところ、今年の高値から12%の下げです。
現在、新型肺炎も中国では沈静化とも思える状況のようですが、今後世界中での感染蔓延や、それによる不況を伴えば、一旦下げ止まったように思えても油断はできないと考えられます。
日本では、昨年末の消費増税による消費対策も今年前半で切れることなどを考えると、慎重に見ていく必要があると思います。
そして、今年一番の経済イベントは、東京オリンピックです。それだけに、もし万一、開催できないような事態に陥れば大変なことになることは、頭に入れておく必要があると思います。
今後も、この欄でいろいろ状況などを私なりに話していきたいと思っております。
現在は、売りが売りを呼ぶ状況で、下げ止まる状況も見えません。ただ、このまま下げ続けていくこともなく、どこかで下げ止まるでしょう。
では、その水準はどこでしょう。
今週初めは、日経平均の200日移動平均近辺の22,000円付近を下値目途にしていた専門家が多かったようです。ただ、今週の大暴落で週初から2,000位下げました。そこで、昨日くらいから下値目途と言われている水準は、PBR1倍の20,700円程度です。これも本日の日経平均安値は、20,916.40円で、ほぼ、この水準まで下げています。
PBRは一株当たり純資産で、所謂、企業の解散価値と言われるものです。
今までの暴落の際も、この水準で一旦は反発することが多かったと言えます。
では、今回はどうでしょうか。
昔から、下値目途として考えられるのが、信用取引の評価損率です。信用取引の評価損率が-10%を超えると、信用取引の追加証拠金発生による投げ売りで大底を付けると言われていました。ただ、今は、インターネット証券の必要担保が高く、評価損率-20%程度をめどとしているようですが、昨日現在の評価損率は-15%で、本日の大幅下落により-20%近くまでなっている可能性が有ります。
この二つからは、そろそろ一旦は下げ止まるかなとも思われますが、今回の下げは過去の大幅な下げの時に比べ、下げ率はさほど大きいとは言えません。
例えば、1997年の北海道拓殖銀行や山一證券、三洋証券の破綻の際は、直近高値から約20%の下落。2000年ITバブル崩壊の際も約20%超の下げ。2001年同時多発テロの際も20%超。2011年東日本大震災の時が約20%で、2008年のリーマンショックの際は、46%も下落しています。
そして今回の新型肺炎による下げは現在のところ、今年の高値から12%の下げです。
現在、新型肺炎も中国では沈静化とも思える状況のようですが、今後世界中での感染蔓延や、それによる不況を伴えば、一旦下げ止まったように思えても油断はできないと考えられます。
日本では、昨年末の消費増税による消費対策も今年前半で切れることなどを考えると、慎重に見ていく必要があると思います。
そして、今年一番の経済イベントは、東京オリンピックです。それだけに、もし万一、開催できないような事態に陥れば大変なことになることは、頭に入れておく必要があると思います。
今後も、この欄でいろいろ状況などを私なりに話していきたいと思っております。
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